バーバ 洞くつを めざす!4(ジージもひと言2)

ネットという 迷路も、

これから 入る

洞窟と同じ。

私など、入ってすぐに 迷います。

この度は、

ネット洞窟での

はじめちゃんと、ゆかちゃんの

救助活動の おかげで、

なんとか、前に進めそうです。

フェンスの向こうに、

入りました。

洞窟の中は、闇の世界。

真っ暗です。

登山とかの 経験はありますか? と、

リーダーの後藤さんに きかれた、

意味が

分かりました。

暗くて狭い難所を、

登りに 登ります。

☜ 後藤さん、ベテランです。

洞窟内に 高低差が かなりあって、

暗闇を およそ60メートル 登った とか。

どこを、どのようにして

どれぐらい かかって 登ったのか、

分かりません。

ヘルメットの わずかな光を頼りに、

進みます。

ヘルメットは、中央と左右にライトが付く、

本格的なもの。

後藤さんに借りました。

懐中電灯を、ヘルメットに

ガムテープで 巻き付けた

ワイルドな ひとも います。

ヘルメットが なかったら、

洞内の狭い 場所で、

私の頭は、ボコボコ、

血だらけに なっていたでしょう。

 

途中、裂け目というか、

体が 詰まりそうな

穴のような 場所が

いくつも ありました。

小休止―。

登りの 急激な運動で、

心臓が破裂して 死ぬかと

思いました。

ぬれた岩の間に、

じっと座っていると、

首筋に汗が にじんでいるのに、

体全体が 冷えていくのが

感じられます。

測量中のケイバーの声と、

頭の上から滴る水音、

ヘッドライトの光が ぬれた岩肌を

照らし出します。

身に着けた つなぎ服は

湿って重く、

すでに泥だらけ。

 

休憩のおかげで、

少し 回復しました。

さらに先へと 進みます。

急に、

巨大な 空間に出たようです。

☜ 巨大なホール、ガレ場。

ヘルメットの光が 部分的に

照らし出すのは、

大小さまざまの岩が

ゴロゴロと不安定、不規則に

重なる斜面。

水涸れした河床のような

凸凹したガレ場。

巨大な天井が 崩落し、

岩塊が散乱する

荒々しい 光景です。

進むうちに、長靴の

底裏に なんだかヌルヌルする

感触が―。

 

つづく・・・