事件か!?(ジージもひと言)

帰ってくると、

家の石垣の下に

黒白塗り分けた

警察車両が

止まっています。

事件かも知れません。

離れた所で、

大きな声が聞こえます。

もちろん

バーバは 現場へ

駆けつけます。

後でバーバから

報告が ありました。

事件のあらましは、大体

以下のようなことです。

 

「玄関から入って」と

大きな声の主。

ご近所の Qジージらしい。

「玄関から入りよったんや」と、Qジージ。

その時、バーバは現場に

到着したのです。

若い新任の 駐在さんが

まじめな面もちで

立っています。

駐在さんが、

何を盗まれたのか、と

尋ねたのでしょうか。

「おう、食パンと、

それから ソーセージとか、

食料品やな。」

空き巣 のようです。

わが家でも、

古い農家戸の ガラスが

一枚割られています。

最近のこと です。

バーバが駆けつけると、

若い駐在さんが

にこやかに

会釈し、

近所に 不審者が

いませんか? と訊く

のです。

若いお巡りさんは、

新しく かふかの森

駐在所に 来られて

挨拶もかね

情報を収集している

ようです。

Qジージは

張り切っています。

最近は 空き巣も

増えたとのこと。

年末には

特に 用心しなければ

なりません。

「ちょうど、目撃者がいてな」

と、Qジージ。

事件の興奮さめやらず、

というところ なのか、

Qジージは、駐在さんと

バーバの会話に

割って入ります。

「工事に来てた

電気屋や。

電信柱の陰から

ぜ~んぶ見とったんやな。

悪い事はでけへんわ。」

わたしは、駐在さん

変なことを 訊くな、と

思いました。

かくれ里むらの

人口は きわめて少ない

のです。

不審者のことを

訊かれても、

答えられません。

先日、Qジージは

不審な車を見ました。

ワンボックスの 軽で、

あれ おかしいなと

思ったら、

向きを変えて

逃走したとのこと。

Qジージは

愛車の軽トラで

追跡したのです。

確かに、不審な

車が 村に

入っています。

「うちのんが」と

話はつづく。

「帰ってきたら

庭に 2枚ポンポンと

落ちとった、

6枚ぎりの 食パンや。

わし、何日もあとで

見つけたんや。

ビニールの袋しか

なかった。4枚

食いよったんやね。」

探偵バーバは、

犯人像を 推理します。

「それ、黒いやつやろ」とバーバ。

「そやそや、電気屋が

黒いやつや 言うとった。」

シイタケみたいな、

耳のちょんぎれたやつ

ちゃうの、とバーバ。

間違いありません。

空き巣は、こやつ⤵

「黒のじいさん」

(バーバが命名)です。

カギが 掛かっていない

引き戸なら、

どんなに重くても、

両の前足で

開けます。

筋肉質 です。

あちこちの家で

黒い子猫 が産まれる

のも、犯人は

黒のじいさん

のようです。

 

さて、

若い駐在さん、

Qジージの話しが終わると、

わが家の

ガラスが割れた

農家戸の

現場写真を撮って

引き上げました。

映画で観るような

敬礼は なし

でした。

ご苦労様でした。